染織技術アーカイブ「染める」

 

トップ染め    top dyeing

  羊毛の先染めの一種で、羊毛をスライバーという道具に巻き付けた「トップ」という状態でそのまま染色する染色技法。糸になる前の短繊維を太い紐のようにしてスライバーの軸に巻きあげた状態で染めるため、繊維そのままの状態で染める「原料染め」と糸にした状態で染める「糸染め」の中間の手法にあたり、染色堅牢度(色の耐久力)が高く、色に深みがあり高級品とされている。「トップ」が、西洋のこま(top)に似ていることからトップ染めと呼ばれている。

 


 

 


 



 

◆トップ染めはこのような布地につかわれています◆ ※クリックで各布地のページにジャンプします。

         
トップウール
テトロンボイル