インターネットミニ染織講座
染織祭衣装復元
■衣装復元制作プロジェクト
京都染織文化協会×京鹿の子絞振興協同組合×京都刺繍協同組合×
京都府織物・機械金属振興センター
制作から約100年経つ染織祭衣装143領は、ほとんどすべての衣装に著しい経年劣化がみられますが、その中でも「高度な技術が使われており、特に劣化が著しいもの」または「技術の衰退が著しく、近い将来復元制作が出来ない技術が使われているもの」に限定し、このプロジェクトを着手しています。
完成後は復元衣装(新衣装)を事業活動に役立て、オリジナル(旧衣装)は染織資料として保全し後世に伝えていきます。
復元制作の過程を画像と動画でご覧いただけます。
■「淡浅葱縮緬地柳桜草紙短冊文様振袖」(江戸初期6号)
※この事業は令和6年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・撚糸
・整経
・製織
・友禅下絵
・糊置き
・手描友禅
・地染め
完成後は復元衣装(新衣装)を事業活動に役立て、オリジナル(旧衣装)は染織資料として保全し後世に伝えていきます。
復元制作の過程を画像と動画でご覧いただけます。
■「淡浅葱縮緬地柳桜草紙短冊文様振袖」(江戸初期6号)
※この事業は令和6年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・撚糸
・整経
・製織
・友禅下絵
・糊置き
・手描友禅
・地染め
■「白縮緬地竹垣団扇文様振袖」(江戸初期2号)
※この事業は一般財団法人京都染織会館助成金事業です。
・撚糸
・整経
・織り
・地入れ(引染め)
・下絵
・糊置
・手描友禅
・墨絵
・金彩
・刺繡(下絵)
・刺繡
・仕立て
・完成
■「紅練緯地雪輪松花綱段替文様小袖」(室町5号)
※この事業は令和3年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・整経
・織り
・下絵
・糸入れ
・染め分け(帽子絞り)
・染色
・辻が花(彩色)
・完成
■「練緯地松皮菱団扇波文様小袖」(室町9号)
※この事業は令和3年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・整経(5号を参照)
・織り(5号を参照)
・下絵
・糸入れ
・本座絞り
・染め分け
・染色
・辻が花(描き画)
・完成
■「紅綸子地雲取蔦亀甲笹松七宝文様打掛」(桃山4号)
※この事業は令和2年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・下絵
・糸入れ
・染め分け(帽子絞り)
・染色
・ほどき
・金彩
・刺繍
・完成
■「淡茶練緯地石畳取草花文様小袖」(室町12号)
※この事業は平成30年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・下絵
・糸入れ(桃山時代6号参照)
・染め分け
・染色
・かちん描き
・完成
■「綸子地垣に桜紫陽花文様打掛」(桃山6号)
※この事業は平成30・31年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・下絵
・糸入れ
・絞括
・桶絞り
・金彩
・刺繍(下絵)
・刺繍
・完成
※この事業は一般財団法人京都染織会館助成金事業です。
・撚糸
・整経
・織り
・地入れ(引染め)
・下絵
・糊置
・手描友禅
・墨絵
・金彩
・刺繡(下絵)
・刺繡
・仕立て
・完成
■「紅練緯地雪輪松花綱段替文様小袖」(室町5号)
※この事業は令和3年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・整経
・織り
・下絵
・糸入れ
・染め分け(帽子絞り)
・染色
・辻が花(彩色)
・完成
■「練緯地松皮菱団扇波文様小袖」(室町9号)
※この事業は令和3年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・整経(5号を参照)
・織り(5号を参照)
・下絵
・糸入れ
・本座絞り
・染め分け
・染色
・辻が花(描き画)
・完成
■「紅綸子地雲取蔦亀甲笹松七宝文様打掛」(桃山4号)
※この事業は令和2年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・下絵
・糸入れ
・染め分け(帽子絞り)
・染色
・ほどき
・金彩
・刺繍
・完成
■「淡茶練緯地石畳取草花文様小袖」(室町12号)
※この事業は平成30年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・下絵
・糸入れ(桃山時代6号参照)
・染め分け
・染色
・かちん描き
・完成
■「綸子地垣に桜紫陽花文様打掛」(桃山6号)
※この事業は平成30・31年度日本芸術文化振興基金助成金交付事業です。
・下絵
・糸入れ
・絞括
・桶絞り
・金彩
・刺繍(下絵)
・刺繍
・完成
■奈良時代衣装紕帯の復元制作
当協会が所蔵する染織祭衣装は補修・修繕を定期的に行なっておりますが、中にはこれ以上補修・修繕が不可能という衣装もあります。
このたび特に貸付の要望が多い奈良時代衣装8号の紕帯についてレプリカを制作し、今後はこのレプリカを代用することによってオリジナルの保全を行なう取り組みを始めました。
レプリカ制作の過程を画像と動画でご覧いただけます。
染織祭記録フィルム
■染織祭(昭和8年4月10日)(約6分)
パレードに初めて女性時代衣装行列が加わった、記念すべき第3回染織祭の様子を映したフィルムです。迫力のある屋台車に華やかな衣装行列、沿道を埋め尽くす大勢の見物人の姿から、盛大な祭りの光景が伺えます。昭和初期の京都市内中心部の風景も必見です。
きものの歴史シリーズ
■きものの歴史@「上古時代」(約5分)
大陸の文化に影響を受けた上古時代の衣生活は、埴輪などの出土品により伺い知ることができます。
この動画では、染織祭衣装の現物を用いて衣服の構造と柄(文様)に使われた技術についてご説明しています。
■きものの歴史A「奈良時代」(約3分)※無音・字幕のみ
奈良時代の女性衣服は大陸からの影響を強く受け、動乱の東アジアを背景に国家としての健強な体制を作るために服装規定が設けられ変遷していきました。
この動画では、染織祭衣装の現物を用いて衣服の構造と柄(文様)に使われた技術についてご説明しています。
■きものの歴史B「平安時代」(約2分)※無音・字幕のみ
平安時代の女性衣装は、重ねの色目を楽しむ配色の美しさが特徴です。
この動画では、染織祭衣装の現物を用いて、衣服の構造と柄(文様)、重ね色目についてご説明しています。
■きものの歴史C「鎌倉時代 1.袿姿編」(約5分)※無音・字幕のみ
鎌倉時代の女性衣装である袿(うちき)姿で、身分の高い女性が物詣する際の着装についてまとめました。
この動画では、染織祭衣装の現物を用いて、衣服の構造と柄(文様)、重ね色目についてご説明しています。