令和6年度第1回公益社団法人京都染織文化協会セミナー

日本のファッション文化─衣服と装飾の発展 シリーズP─

  『繊維の未来を考える 

       ─持続可能なファッションとこれからの衣服文化─ 』 
                        

 消費者である私たちにとって、安価でファッショナブルなファストファッションはとても魅力的なものかもしれません。しかし、その一方で衣服の大量廃棄や生産時にかかる環境負荷、人権侵害などが問題となっていることはご存知でしょうか。

 現代の衣服に多く用いられている合成繊維は、ファッション業界全体で65%のシェアを誇る一方、リサイクルの仕組みに課題が多く、現状ではほとんどが再生利用されることなく廃棄処分されています。また衣服を作るためには膨大な資源と水が必要になり、染色など関連して発生する化学物質による汚染も問題視されています。

 海外では、それらの問題に向き合うべく、様々な施策や法整備が進められています。ヨーロッパでは2030年を目標として同圏内で販売される衣服をリサイクルされたものや耐久性のあるもの、また社会配慮されたものにする持続可能なファッションへの移行が発表されています。日本に暮らす私たちは、この問題にどのように向き合っていくべきなのでしょうか。

 今回のセミナーでは、ザ・ウールマーク・カンパニーの安江滋氏をお招きし、サプライチェーン(供給連鎖)の現状と問題点、そして今後の方向性についてご講演頂きます。きものは長寿命の衣服であり、古くからリサイクルやアップサイクルのなされている日本のサステナブル・ファッションですが、生産過程においての環境負荷は否めません。持続可能なファッションの仕組みについて学び、今後の衣服文化を考える機会として開催します。ぜひご受講下さいますようよろしくお願いいたします。

(講師)

 安江 滋 氏

*プロフィール*
  国内外のファッションアパレル企業・数社にて営業や店舗/ブランドの経営、新規事業開発などを経験し、2015年にザ・ウールマーク・カンパニー日本支社へ入社。現在は国内の様々なブランドとの協同プロジェクトを通じて、ウール素材の魅力について啓蒙・情報発信を行う。また、2020年からは文化ファッション大学院大学(東京・新宿)の非常勤講師を兼務し、ブランドマネジメントやサステナブル・ファッションについて、大学院生に国内外の最新情報を共有している。

(日時)

令和6年11月14日(木)14:00〜16:00 (受付13:30〜)

(会場)

からすま京都ホテル2F双舞の間(烏丸通四条下ル371-0111)MAP

(参加料)

無 料(事前申込制)

(定員)

80名

(受講申込方法)

下記いずれかの方法によりお申込み下さい。

受講申込締切日:令和6年11月8日(金)締切

お問合せフォームからのお申込み
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 追って申込受理のご返信をお送りします。セミナー当日は受付でお名前をお告げ下さい。
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 下記連絡先へお電話下さい。「受講者のお名前(複数の場合は受講者を含む人数)」と
 「緊急連絡先」
を お伺いし、申込受付を行います。セミナー当日は受付でお名前をお告げ下さい。

 ・FAXでのお申込み
  下記連絡先へお電話下さい。「受講者のお名前(複数の場合は受講者を含む人数)」と
  「緊急連絡先」
を お伺いし、申込受付を行います。セミナー当日は受付でお名前をお告げ下さい。

※万一開催中止となった場合は「緊急連絡先」にご連絡致します。ご協力よろしくお願いします。

■申込先
<問合せ先・提出先>
〒600-8009
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地京都経済センター6F
公益社団法人京都染織文化協会
075-353-3035 FAX:075-366-5923

 

 

 

 
 
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地
京都経済センター6F