令和4年度第2回公益社団法人京都染織文化協会セミナー

日本のファッション文化─衣服と装飾の発展 シリーズM─

     『日本の絹を考える

      ─製糸業の現状と宮坂製糸所の取組みについて─  』 
                        

 日本人の習俗を記した『魏志倭人伝』によると、日本人と絹との関わりは古く、すでに卑弥呼の時代から養蚕が行われていたと伝えています。古くは上代の服飾文化を支え、やがてその精神は現代に引き継がれ、日本人は長らく絹を着る文化を維持してきました。
 日本の生糸生産量は、世界恐慌直前の最盛期(1929年頃)には4万トンに達し、世界の生糸生産量の約8割を占めていました。この頃の養蚕農家は221万戸(全国の農家の4割)、製糸工場も全国に1万2640箇所、従事者は53万人に達していました。生糸の生産と輸出は日本の近代化を進め、国力を高め得る礎となりました。しかし現代の絹に目を向けると、国内に流通する99%が外国産の生糸で、純国産はわずか1%。脈々と続いた日本の絹文化が今、継承の危機に直面しています。
 今回の染織文化セミナーは、日本で唯一、手作業での手繰りを続ける製糸場 葛{坂製糸所(長野県岡谷市)橋耕一社長様をお迎えし、標記テーマによりご講演頂きます。製糸の現状を知り、日本の絹について考える機会として開催します。ぜひご受講下さいますようよろしくお願い致します。

(講師)

 橋 耕一 氏 (株式会社宮坂製糸所 代表取締役)

*プロフィール* 

東京農業大学卒業後、造園設計事務所のコンサルタントとして従事した後、平成16年に宮坂製糸所に入社。3代目として令和元年に代表取締役に就任。宮坂製糸所は信州岡谷市で昭和3年に創業。現在は岡谷博物館に併設し実際に生糸を生産している製糸工場を見学することが出来る施設となっている。生糸や絹糸の他、シルク化粧品の販売も行っている。

(日時)

令和5年3月15日(水)14:00〜16:00 (受付13:30〜)

(会場)

からすま京都ホテル3F瑞雲の間(烏丸通四条下ル371-0111)MAP

(参加料)

無 料(事前申込制)

(定員)

50名(締切日に関わらず、定員になり次第締切

<お願い>

新型コロナウイルス感染拡大防止のため受付にて検温・消毒を徹底させて頂きます。マスク未着用   者は参加をお断りさせて頂きますので、ご容赦下さい。なお今後の状況によっては、定員内であっても予告なく募集を締め切る場合がございますことを予めご了承下さい。

 

(受講申込方法)

下記いずれかの方法によりお申込み下さい。

受講申込締切日:令和5年3月3日(金)締切

お問合せフォームからのお申込み
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 下記連絡先へお電話下さい。「受講者のお名前(複数の場合は受講者を含む人数)」と
 「緊急連絡先」
を お伺いし、申込受付を行います。セミナー当日は受付でお名前をお告げ下さい。
 お申込みの際は「受講者のお名前(複数の場合は受講者を含む人数)」
 
「緊急連絡先」を記載下さい。 追って申込受理の返信をお送りします。セミナー当日は受付で
 お名前をお告げ下さい。

※万一開催中止となった場合は「緊急連絡先」にご連絡致します。ご協力よろしくお願いします。

■申込先
<問合せ先・提出先>
〒600-8009
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地京都経済センター6F
公益社団法人京都染織文化協会
075-353-3035

※令和5年4月1日より電話番号が変更になっています。FAXはございません。

 

 

 

 
 
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地
京都経済センター6F