染織技術アーカイブ「織る」

縮緬　　ちりめん

表面に細かいシボのある平織りの絹織物。経糸にはほとんど撚りのない糸を使い、緯糸には強く撚りをかけた右撚りと左撚りの糸を交互に織る。その作用により精練を施すと布が縮んで表面にシボ（凹凸）が現れる。このシボにより生地に表情感が出るだけでなく、シワがよりにくく、凹凸の乱反射によって生地の色に深みが増す効果がある。
縮緬の技術は江戸時代に確立し、京都府丹後地方（丹後ちりめん）、滋賀県長浜地方（長浜ちりめん）などで発展した。

＜工程＞
　生糸→糸繰り→整経→撚糸→製織準備→機織→精練→乾燥→幅出し→検査→完成

　※緯糸には八丁撚糸機という独特の撚糸機を使い、1mあたり3,000～4,000回の強い撚りをかける。
　※工程詳細参考（丹後織物工業組合「丹後ちりめんのできるまで」）

◆縮緬はこのような染織衣装につかわれています◆　※クリックで各衣装のページにジャンプします。


大槌車波頭文様振袖	藤花水車文様振袖	竹垣団扇文様振袖	斜線取捩菊文様振袖	立縞取尾長鳥牡丹文様尾振袖	市松扇子散文様振袖

流水梶葉文様振袖	御所車枝垂桜文様振袖	枝柳書物文様振袖	斜段替楓丸文様振袖	扇子松竹梅文様小袖	湊取草花文様小袖

秋草文様小袖	変り市松風景文様小袖	檜扇波頭文様小袖	団扇草花文様小袖	立涌菊梅萩文様掻取	草花文様小袖

御所解文様振袖	御簾桜花文様振袖	松樹大原女文様振袖	花熨斗四季花文様振袖	薬玉文様小袖	石畳桜文様下着

大桐文様下着	波貝文様下着	干網菊文様下着	芭蕉文様下着	雪輪桜文様下着	更紗文様下着

斜段麻葉文様下着	藤花文様下着	源氏車文様下着	縮緬地納戸無地蝶花文様下着	縮緬地紋入鼠色地小花小紋小袖	縮緬地紋入松竹文様小袖