染織技術アーカイブ「刺繍」
撚りのかかっていない平糸（釜糸）と呼ばれる絹糸を使い、デザインによって強弱の撚りをかけて刺したり、色を変えて刺したりすることで繊細で複雑な模様を表現する。平安時代、貴族や富豪により豪侈品、雅楽の衣装に用いられるようになり、桃山時代には能装束、江戸時代には町人階級に普及した。京都で刺繍されたものは「京繍」、江戸（東京）では「江戸刺繍」、加賀（金沢）では「加賀繍」と呼ばれている。染織祭衣装に使われた刺繍は「京繍」である。
＜工程＞
下絵→型紙→下絵写し→仕掛け→刺繍→完成
※刺繍の技法は数多く、デザインにより効果的な技法を用いる。
駒繍 こまぬい
刺繍技法のひとつで、刺繍針に通せない太い糸や金糸などを木製の駒（糸巻きの一種）に巻いて、それを転がしながら刺繍糸を下絵に沿ってはわせ、綴糸（とじいと）で留めていく技法。駒取ともいう。また、金糸を使ったものを「金駒繍」、銀糸を使ったものを「銀駒繍」と呼ぶ。
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◆駒繍（金駒繍、銀駒繍）はこのような染織衣装につかわれています◆
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| 大槌車波頭文様振袖 |
藤花水車文様振袖 |
竹垣団扇文様振袖 |
斜線取捩菊文様振袖 |
立縞取尾長鳥牡丹文様振袖 |
市松扇子散文様振袖 |
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| 流水梶葉文様振袖 |
御所車枝垂桜文様振袖 |
斜段替楓丸文様振袖 |
湊取草花文様小袖 |
秋草文様小袖 |
変り市松風景文様小袖 |
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| 檜扇波頭文様小袖 |
団扇草花文様小袖 |
立涌菊梅萩文様掻取 |
立涌木目折枝桜文様掻取 |
御所解文様振袖 |
御簾桜花文様振袖 |
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| 花熨斗四季花文様振袖 |
石畳桜文様下着 |
楓橋文様下着 |
干網菊文様下着 |
芭蕉文様下着 |
肩柳桜裾大笹文様小袖 |
